はじめに
<こんな人にオススメ!>
・SMプレイをしてみたい/興味がある
・お酒を飲みながらエッチな話が出来る仲間が欲しい
・SMバーに行ってみたいけど勇気が出ない
みなさんこんにちは。
突然ですがみなさん、「SM」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
「縄で縛られてムチで打たれてロウソクを垂らされて……」
「AVでたまーに見るけど自分でやるのは難しそう」
「してる人もされてる人も気持ちよさそう」
ぐらいの印象を持っている人は多いと思います。
「僕ってほら、Sだからさぁ」とか「私、ドMなんですぅ」とか恋愛トークで語っちゃう、SM属性を持つ世の男女たちは結構な数がいらっしゃいます。
ですがそんな人達にとっても、「SMプレイ」というのはなかなかハードルが高いのではないでしょうか?
実は、そんなSMを身近に、手軽に体験出来る場所があるんです!
それが「SMバー」!
中にはすでに、「存在は知ってるよ」「一回行ってみたいな…」と思っている人もいるかもしれません。
でもなんとなく、その一回に踏み切れずにいませんか?
そこでこの記事では、SMバー訪問回数0回の「究極完全体SMバー初心者女子」が!
実際にSMバーに潜入してきました!
入店してからの流れや、気になる質問についての答えを初心者目線で書いていますので、SMバーに興味のある方はぜひ読んで参考にしてください!
そこには、純粋なSMだけにとどまらない、無限に広がる「フェチ」「性癖」の世界が待っていました!
<今回SMバーに潜入した女子プロフィール>
・名前:みおさん
・年齢:32歳
・SM経験:なし
・SMに対するイメージ:映画とかでよく見る。主従関係って感じ。
・自分はS?M?:バリバリのMだと思う。
・興味があるプレイ:首輪をつけられたい
<今回行ったお店>
SM & Fetish Bar 「Titty Twister (ティッティー ツイスター)」
東京都新宿区歌舞伎町2丁目10-6 ピア新宿4階
https://www.tittytwister.jp/index.html
そもそも「SMバー」ってどんなところ?
「SMバー」とは簡単に言うと、お酒を提供するバーのひとつです。
メイドさんが店内にいるから「メイドバー」、駄菓子が店内にたくさんあるから「駄菓子バー」、のような「コンセプトバー」に当てはまりますね。
つまり、SやMの性癖を持つ人が店内に集まるから「SMバー」ということです。
SMバーは別名「フェティッシュバー」とも呼ばれ、いわゆる「フェチ」を語らう場所としても利用されます。
お酒を飲みながら自分の性癖、フェチについて話せる……そういう解放感を持って楽しめる大人な場所と言えるかもしれません。
いざ入店!
店の前に実際に来てみると、歌舞伎町の雑居ビル特有の重厚な扉がお出迎え。
「一応今日はパンツ以外は脱げる準備はしてきたんですけど……」
みおさんは、謎の覚悟と緊張を持ってドアノブに手をかけます。
やっぱりSMバーとは勢いのママ脱がされちゃう印象なんですね。
ちなみに、そんな準備は全く必要ありません。
扉を開けると、スタッフの女性がお出迎えしてくれました。
「いらっしゃいませ。はじめてですか?」
長髪巻き髪でボンテージ姿、まさに「女王様」。
この時点ですでに、ほとばしるエロスを感じます。
あまりの迫力に目を奪われるみおさん。
促されるまま靴を脱ぎ、店の奥へと入ります。
店内は思ったよりも普通のバーで、カウンターにはお酒も並んでいます。
この日いたお客さんは女性が3人、男性が1人。
女性の比率が高いことで、みおさんも少しホッとした様子。
もちろんお客さんはみんな、服を着ていますよ!
店内ではお酒だけでなく食事も出来ます。
カウンターでお酒を飲みながらお客さんとスタッフさんが談笑する様子は、SMというよりは、歌舞伎町特有の「アングラ人間が集うバー」という感じでした。
お店のオフィシャルグッズも売っているようです。
ますますアングラバー感が漂ってきます。
入店したら何するの?
ドキドキしながらソファー席に座るみおさんのもとに、店長の「おとなわ」さんがやってきました。
「意外と普通の飲み屋でしょ? 急にSMをやるとかはないですよ」
店長のおとなわさん。
ハスキーボイスのスキンヘッドで高身長なのでマダムから人気のありそうな方だと思いました(みおさん談)
やはり、初来店のときにはみんな緊張して入ってくる様子。
ですが、はじめて来た方のおよそ半数がリピーターさんになるのだとか。
「性癖を話せる場所って、なかなか無いじゃないですか? そういうのをオープンに出来ると楽になるみたいで」
おとなわさん曰く、スタッフさんとでも、お客さん同士でも、飲みながら自分の「フェチ」を開放できる場として利用してもらいたいそうです。
トークは8割下ネタだそうですけど……そこもまた、良いところですよね?
とはいえ、いきなり自分のフェチを聞かれても、答えるのってなかなか難しいもの……。
でも、そんな方も大丈夫!
SMバーでは、初心者の方は席に座ったら、1枚の紙を渡されます。
まずはじめに、このお店のアンケート用紙に記入するところから。
具体的にプレイがいくつも書かれているので、興味や興奮を感じたら素直に丸をつけていきましょう。
恥ずかしがらず、早いうちから明かしちゃうのが楽しむためのコツ!
慣れるまではこのアンケートをベースに店員さんが話してくれるとのことなので、来店前から気になるプレイを考えておくのも良いかもしれませんね。
ちなみにみおさんがこの日一番興奮したのは、店内で見た「縄で縛られながら糞尿を漏らす中年女性の絵」だったそう。
みおさんも新たな性癖に目覚める予感……?
もちろんプレイも!
お酒を飲んで話すだけでも十分楽しめるSMバー(フェティッシュバー)ですが、やはり気になるのは「SMプレイ」!
この日も店内奥では、男性客が縄で縛られていました。
「来たからには縛られなくちゃいけないの……?」
そんな不安を抱くお客さんも多いそうなので、おとなわさんが色々教えてくれました。
「初めて来ていきなり『縛ってください』と言う女性もいらっしゃいますけど、だからといって無理矢理縛ったりすることは絶対にありませんよ。見るだけで楽しむとか、そういうのも全然アリです」
お店のスタッフさんはおとなわさん含め全員緊縛プレイが出来るとのことですが、あくまでそれは求められたらの話。
縛られたくなったら、縛られたら良いんです。
「はじめてなのに、縄だけでガンガンイっちゃう子も中にはいますよ(笑)」
初心者向けの軽いプレイから、慣れている人向けの本格的なプレイまで幅広く対応できるとのことですので、“プロ”の腕前を堪能してみたい方はぜひ楽しんでみては?
天井には、縛って吊るすためのセットも完備。
同時に5人まで吊るせるとのこと……実際に見たら圧巻でしょうね!
壁にかけられたグッズの数々。
SMプレイに限らず、
・全身タイツフェチ
・スパンキングフェチ
・くすぐりフェチ
・赤ちゃんプレイフェチ
などなど、あらゆるフェチに対応したグッズが揃っているそうです。
ちなみにこの日は、他のお客さんがプレイを楽しんでいたため、みおさんは緊縛にチャレンジできず……。
こんな風に、縛られなくてもお店を楽しむことも出来るんです。
まとめ
店内は、お面や縄、竹、熊手など全体的に”和”の印象。
テーブルにも壁にかけられたグッズ店にも埃はなく、綺麗にお掃除されていました。
「清潔感があって、居心地良かったです!」
初心者だったみおさんも、お店を出る頃にはすっかりリラックスしていました。
SMバーには、いかにも異様で怖いイメージがあるかもしれません。
ですが実際は、とにかく「普通」。
お店に集う人達の見た目も、談笑している雰囲気も、「普通」という印象を受けると思います。
そんな中に入ってくる、ひとつまみの「エロス」と「狂気」が刺激的なギャップとなって、あなたを新しい世界に連れて行ってくれること間違いなし!
とはいえもちろん、楽しむためにはルールを守ることも必要です。
・撮影したい時はスタッフの方に許可を取ってから!
・他の人の嫌がることはしない!
・性器の露出や本番行為は絶対NG!
といった点に気をつければ、あと楽しむだけ!
カップルや友達同士でも、もちろんお一人でも、この機会にSMバー(フェティッシュバー)への一歩を踏み出してください!
「ここにはあなたの趣味を否定する人は誰もいません。興味がちょっとでもある人はまず来てみてください。そこからどんどん世界を広げましょう!」
おとなわさんも、あなたが遊びに来るのをお待ちしてます!
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!
執筆:SMファン編集部
協力:みおさん(SMバー初心者女子)
おとなわさん(SM & Fetish Bar 『Titty Twister』店長 )